老舗に学ぶ、売れる商品の創り方【第60回ウィークリーたはら】

こんにちは、YOUSEED株式会社の田原靖識です。今週はいつもとテイストを変えて「老舗に学ぶ売れる商品の創り方」についてレポートをお送りします!

今回これをテーマにしたのは、3月3日にテレビで放送されたアンビリバボーで杉浦味醂株式会社様の「古式三河仕込 愛桜 本みりん」が取り上げられていまして、僕たちのビジネスにも通ずるところがあるなと思ったからです。

値上げしたいけど出来ない理由トップ

  • 値上げしたいけど、今更できない…
  • 値引きするのが当たり前になってしまったから、今更値上げしてほしいと言えない…
  • 他よりも安い価格で受けていたから、今から高い金額を提示しても誰も来てくれないんじゃないか…

こういう事って、僕たち個人でビジネスをしている人は経験したことがある人が多いのではないかと思います。もちろん「値引きなんてしてないよ!」と言う人もいるでしょうが、事業をスタートするときは、まずは1人でもお客様を作ることが大事なので、2人、3人と契約するにつれ、ずっとモニター価格で契約することに慣れてしまうと、そこから抜けられなくなり「最後には値引きしてくれる人」と認識されてしまいます。

セールスの時の二重価格の失敗

セールスの時は二重価格をするとアンカーリングがかかって売れやすくなる、というテクニックがあります。これはかなり有効なのですが、ほとんどの人が残念ながら間違った使い方をしてしまっていると僕は思います。「200万円相当が今なら…30万円!」とか価格発表の時に言っても「なんでそんなに安くなるねん」と僕は思ってしまうタイプ。現に資格ビジネスをしている方がこのアンカーリングをやって「今ならこの資格受講が半額です!」と言ったら、セミナー受講生さんから「受講料が変わるっておかしくないですか?信頼できません!」とお叱りを受けたそうです。

こういう事って、学んだことをそのままやっても自分のビジネスだと上手くいかない事もあるので、「自分だったらどう活用できるかな?」と考える力が僕たちには必要なんだなと気づかせてくれます。

トヨタが成功させた高額ブランド戦略

自動車製造メーカー「トヨタ」は、当初多くの人が車を乗れるように安い大衆車を作って成功しました。でも、トヨタ=大衆車というイメージが世の中にはついてしまい、自動車を持つことが当たり前になった時代になると、今度は安い=トヨタというブランドが逆にネックとなり経営の伸び悩みを生んでいました。外国車も普及し始めた頃に、利幅の大きな高級車を作ろう!と考えたわけですが、社会のイメージを変えることが出来ない…

そんな時に、トヨタがとった方法は、トヨタという名前を消して「レクサス」というブランドで、しかも海外からの逆輸入というポジションを作り、高級車市場で名乗りを上げました!

ここで学べることは、この3つに絞られるなと感じました。

  1. コレ!という自信を持てる商品を作り込むこと
  2. あとは、今までのブランドイメージがつきまとっているのであれば、一新するのもあり
  3. 大事な3要素は「誰が、だれに、どのように」

もちろん他にも要素があるかもしれませんが、トヨタのレクサスブランド成功の鍵と、今回テーマに取り上げた杉浦味醂さんの事例は通ずるところがあると僕は思っています。

今回はこのことについてレポートにしてみましたので、動画もしくは音声にてご覧ください♪

老舗に学ぶ、売れる商品の創り方【第60回ウィークリーたはら】

(音声で聴く)

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tahara
1983年生、福岡県出身。20代前半は東京で一部上場会社の営業職として働き、DM制作やプロモーションを中心とした販促の企画制作に携わる。営業成績も全国トップ5となり、やりがいのある日々を過ごすが、大手ならではの企業体質に葛藤し、2018年4月に独立。 起業後はFacebook広告、YouTubeを活用したweb集客導線の設計やリードナーチャリングを組み合わせた手法は特にBtoB、BtoCにおいて非常に効果が高いと定評がある。 「価値ある想いを最高のカタチにして届ける」ことをモットーに、繁盛する個人事業から中堅企業まで、幅広く支援している。